こんばんは、くらげです٩( ‘ω’ )و
みなさんはビジネス業界においてボトムアップという言葉をご存知ですか?
今回はその中でもボトムアップ型のメリット・デメリットを紹介していこうと思います。
もし昨日の記事を見ていない人はそちらからご覧いただけると幸いです。
ボトムアップとは
下からの意見を参考に経営側が判断し、業務を進める手法です。
ボトムアップのメリット
優秀な部下が育ちやすい。
ボトムアップは社員からの意見を吸い上げ、経営側の意見に反映させるため社員は指示ない状態で動かなければなりません。
そのため、強制的に自分で考える環境に置かれます。
自分で考えなければ前へ進まないので、思考力がつき結果的に部下が育つ仕組みです。
全員がしっかりと考えられる環境にあればあるほど、育つスピードは早くなります。
社員がモチベーション高く働ける。
トップダウン型と違い、社員の意見を吸い上げ、そこから経営側の考えと合体され、会社の方針が決まっていくので社員の意見が反映されやすいです。
自分の考えが通りやすく、かつその通りに会社が動くとなると指示されて動くよりもやりがいが違います。
結果的に責任が増しますが、その分仕事に対してやりがいを感じモチベーション高く行動できます。
経営側の判断が誤っていても気付きやすい。
経営側の意見が決まると現場から見てどうなのか意見を求められることがあります。
とくに問題がなければそのまま進めれば良いですし、現場との意見が合わなければ議論できます。
現場から見て明らかに間違った判断であれば、理由付けをして説得することも可能です。
議論する機会があるということは非常に恵まれており、お互いに自分の意見を伝えることもできれば視野視座も高まります。
話し合いで納得できれば、腹落ちした状態で仕事を進められますよね。
納得した状態で仕事が出来るということは、その後のモチベーションにもつながるため、話し合う機会は多ければ多い方が良いです。
意見が一致した際は一体感がある。
会社で大事なことは1つの目標に対して一体感を感じながら行動することです。
一体感を出すには経営側と現場の意見が一致することが条件です。
他にもやりがいや、モチベーション、会社に対する熱量なども大いに関係します。
ボトムアップのデメリット
意思決定のスピードが遅い。
大きな意思決定を行う時、まずは社員から意見を吸い上げ、その意見を経営側でまとめ把握した上で結論を出す、という流れになります。
やはりボトムアップ型のデメリットになるのですが、意思決定まで複数の人を介するので時間が必要です。
すぐに結論を出さなければならない場合や、競合他社とスピード勝負をしている時はオススメできません。
一定質の高い答えが出せますが、それよりもスピードを重要視することもあります。
判断が下せず右往左往することがある。
複数のチームから意見を吸い上げると、総合的に判断した結果、中には意見が反映されないチームが出てきます。
そういったチームのネック部分を解消するために、再度意見を募ったりと何度も考えるタイミングがあると、本来出さなければいけない答えを出す前に「何を考えるべきか」右往左往してしまいます。
複数の意見に圧倒され、判断が出来なくなるため、何が大切なのか念頭に置きましょう。
チームごとの裁量権が大きいため、基準がばらつく。
チーム、または部署ごとに意見を集うとそのチームのスキルや能力に応じて意見の基準や粒度がばらつきます。
複数のチームや部署から意見をもらう際は、いくつも意見が集まるため最善の一手を探しやすいですが、それと引き換えに一定のルールや基準を設ける必要があるため、時間を浪費してしまいます。
優秀な人材が必要不可欠。
社員から意見を募るため、求める意見のレベルに合った優秀な人材が必要不可欠です。
仮にレベルにそぐわない意見が集まった場合、収集する時間に対して成果が出ないことが多いです。
トップダウン型は経営側のスキルが会社へ大きく響きますが、ボトムアップ型は社員のスキルによって良くも悪くもなってしまいます。
いかがでしょうか。
昨日の記事に習い、本日はボトムアップについて書いてみました。
どちらもメリット・デメリットが存在するため、ぜひあなたの会社にあった型を取り入れてみてください。
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