【マネジメント方法】ピープルマネジメントとタスクマネジメントの違い・メリットデメリットを解説

自己啓発
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こんばんは、くらげです٩( ‘ω’ )و

 

みなさんはピープルマネジメントタスクマネジメントという言葉を聞いたことはありますでしょうか。

 

以前はそこまで聞くことはなかったのですが、最近ポツポツと耳にするようになりました。

 

耳にしたことはあるが具体的にどういう意味かわからないどういった場面で使われるのか、メリットデメリットはあるのかなどを深掘りしていきます。

 

 

 

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そもそもマネジメントとは

英語で表すとmanagement「管理」となります。

チームや部下、メンバーの能力を最大限引き出し、求められる成果を出せるよう取り組むこと。

また、組織内のモチベーション・業務進捗管理なども含まれます。

あなたの会社ではリーダーや上司が存在するかと思います。

 

そういった方たちも、求められる数字や目標を達成するために日々部下のモチベーション維持や進捗管理を行っているのです。

 

 

 

ピープルマネジメントとは

仕事や求められる成果もそうですが、何よりもチームや部下、メンバー個人へ重きを置き、その人が与えられた業務を全うできるか、成功できるかにフォーカスしたマネジメントスタイルです。

 

わたしの会社は「ピープルマネジメント」が主流で、成果ももちろん大事ですが、同様に個人のメンタルケアやお悩み相談、メンバーの今後のキャリアについても深く話せる環境を準備しています。

 

やり方はいくつもありますが、

・チーム全員で1日に30分程度時間を取り、タスク報告・仕事で困ったことを共有。

・週に30分メンバー一人ひとりと1on1(対面面談)を実施。

どちらとも仕事の進捗確認を行っていますが、同時にメンタルケアやモチベーションの確認、悩みなどをヒアリングしています。

 

メンバーが多ければ多いほど時間はかかってしまいますが、その分メンバーの心理的安全性を確保でき、メンバーからは「しっかりと見てもらえている」「人事評価に納得感を持つことができる」「手助けが必要な際は遠慮なくヘルプを出せる」と信頼を勝ち取ることができるのです。

 

結果的に恐怖や威圧でチームを束縛していないため、お互いの信頼関係が成り立ち、強い組織が生まれます。

 

 

 

タスクマネジメントとは

業務(タスク)の進捗を適切に管理することです。

「重要度」と「緊急度」をつけ、業務を振り分けることが多く、円滑に業務を進められるよう工夫しなければなりません。

また、メンバーのタスク進捗具合を把握し「無駄なことをしていないか」「納期までに間に合うか」生産性の面でも管理する必要があります。

どちらかというとメンバーのメンタルケアよりもタスク管理に重きを置くマネジメント方法です。

 

どちらもメリット・デメリットが存在するため、自分たちの組織に合わせた方法を取っていかなければなりません。

 

 

 

ピープルマネジメントのメリット・デメリット

メリット

(1)メンバーの成長速度が早い。
リーダーが指示や命令を出さずに、メンバーの意見をヒアリングしながら業務を進めます。そのため「今は何をやるべきか」自分で考え、自走できるメンバーを育てることができます。
(2)メンバーが納得感を持って仕事に取り組める。
指示や命令ではなく「なぜこの業務をやるべきか」背景を説明し日々のタスクをこなすことになります。背景を理解し、納得感を持ちながら行動できるため、ゴールに向けて全力で走り切ることが可能です。
(3)メンバーのモチベーション管理がやりやすい。
リーダーの業務量にもよりますが、メンバーの感情に寄り添うことが多いため、コミュニケーションを取る機会も自然に増えていきます。
メンバーが何かに困っている、いつもと違う様子であれば、都度ヒアリングを行うことが可能です。
(4)比較的目的がブレずに仕事をやり切れる。
毎日の業務をこなしていくと、ついつい目的がブレてしまう人がいます。

例)案件を獲得するために1日10社訪問しよう

本来の最終目的は案件獲得なのに、訪問に執着し過ぎて、1日10件を乗り越えるためにどのように行動しよう、、、と思考がすり替わってしまうのです。

無我夢中になってしまうと、周りが見えなくなってしまうことがあるため、都度面談などで軌道修正を行ってあげる必要があります。

 

デメリット

(1)コミュニケーションのコストがかかり過ぎてしまう。
10人メンバーがいれば、それぞれと深いコミュニケーションを取る必要があります。

1人30分、メンバーからすると少し物足りないかもしれませんが、リーダーからすると合計300分(5時間)です。

自分の仕事を抱えているリーダーからすれば、時間がかかり過ぎるものは好ましくないですよね。

(2)成果に対しての意識が薄れがち
リーダー、メンバーにもよりますが、メンバーのモチベーション+業務進捗をヒアリングしていきます。

モチベーションに重きを置きがちになってしまうと、どうしても業務進捗確認が疎かになってしまうことも…(実際に見てきました)

タスク管理をガチガチにしていないからこそ、メンバーの力量に頼ってしまう事態も発生してしまいます。

 

タスクマネジメントのメリット・デメリット

メリット

(1)コミュニケーションのコストを最低限に抑えられる。
基本的にはタスク状況のマネジメント管理を行うため「納期を守れるか」「進捗は順調か」がヒアリング対象となります。

そのため、モチベーション把握などに時間を割く必要がありません。

(2)大人数のマネジメントに最適。
人数が多いチームの場合、ピープルマネジメントをやろうと思ってもおそらく難しいと考えています。

現実的に考えて、一人ひとりと会話をする時間が取れないためです。

そのため、メンバー数が多い場合は、適切に組織運営を行うため、必要な確認項目のみ押さえる必要があります。

1人の人間が大人数をまとめるにはタスクマネジメントが個人的には最適かと思います。

デメリット

(1)モチベーション管理がしづらい。
メンバーと会話をするタイミングが最小限になっているため、モチベーション管理に手が回りづらいことも…。

悩みや相談があったとしても、そのままになってしまい、解決されづらい環境が整ってしまいます。

(2)メンバーの思考力が成長しづらい。
タスク管理のみを行っていると、進捗に目を向けがちで、終わらせるまでのプロセスや方法は確認できません。

タスクを処理しているメンバーからすると、最適なプランと感じているが、他者から見るとそうでもなかったりします。

そういった気づけるタイミングが少なくなっており、結果的に成長できる機会損失になってしまう恐れがあります。

 

 

まとめ

ピープルマネジメントとタスクマネジメントの2種類を紹介しました。

最近の主流はピープルマネジメントとなってきましたが、やはり会社状況や、組織によってメリット・デメリットが存在します。

あなたが管理者であれば、社風や組織の色など判断材料はいくつもあるかと思いますので、状況に合わせて使い分けるようにしましょう。

くらげ
くらげ

わたしの会社はピープルマネジメントが主流です。

理由はチーム規模が最大5人体制にしており、ピープルマネジメントを取り入れても、管理者に負担が少ない仕組みをとっています。

数十人規模で構成されているチームだと工数的な問題でタスクマネジメントが起用されるかと思います。

チーム状況は会社によって全く変わってくるかと思いますので、適切に使い分けられるように心がけましょう。

マネジメントに正解はありません。
強いていうのであれば、メンバーに合ったマネジメントが正解かと思います。

 

 

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